ミニトマトに学ぶ生存戦略!

 

 

はじめに

 

1パック250円。

 

ミニトマトの値段は、おおよそこんなものだと思いますが、正直、「高いな~」と思います。私がトマト好きということもありますが、毎日食べていると、4人家族の我が家では1パックでも足りません。

 

毎月1万円。トマトだけでこれだけかかりますから、バカになりません。

 

ということで、以前、我が家ではミニトマトをプランターでつくっていたことがあります。これは節約という意味もありますが、幼少期の長女がひどい偏食だったため、なんとか食に興味を持たせようと思い、水やりを手伝わせながらミニトマトを栽培していました。

 

そのおかげかどうかわかりませんが、収穫したミニトマトを口にするようになった後、長女はなんでも食べるようになりました。

 

このとき、ミニトマト1本の苗からとれた実は、恥ずかしながら50個程度。一方で、お隣のお宅(園芸店の社長宅)では、たわわに実ったミニトマトがそれはたくさんついていました。

 

また、我が家のトマトの幹が1センチにも満たないのに、お隣のそれは太くたくましく、改めてプロと素人の差を痛感し、土づくり、肥料の大切さを思い知らされました。

 

ところで、この話を私たちに置き換えるとどうでしょうか?

 

「私たちの体の中には、私たちが食べたもの以外のものから作られるものは、何ひとつ存在しません。あなたはあなたの食べたものそのものです。これは学問的に真実です。」

~ロジャー・ウィリアムス

 

土や肥料がしっかりしなければ、豊かな実りを得ることはできません。これは、私たちも同じです。そして、私たちにとっての豊かな実りとは?

 

今回は、そんなお話をミニトマトから考えてみました。

お役立ていただければ幸いです。

 

◆ポテンシャル

 

「こりゃダメだ。手間をかけて世話などできない。」

 

お隣と我が家のミニトマト。あまりにも違ったその姿を見て、私はミニトマトの栽培をあきらめてしまいました。ところが、3年ほど間、水耕栽培についての記事が目に入りました。

 

「水耕栽培といったらミニトマト。それほど、ミニトマトは水耕栽培に向いている作物で、環境さえ整えば1本のミニトマトの株は大木となり、そこから1万個のミニトマトを収穫することもできる。」

 

一般に、土や肥料などの条件を整えた地植え栽培で、1株あたり500個以上のミニトマトが収穫できるそうです。私の経験では、それがたったの50個程度ですから、どれくらい環境が悪かったのでしょうか。(苦笑)

 

同じミニトマト1株でも、その栽培環境により50個しか収穫できないこともあれば、1万個以上の実がとれることもある。条件が整うことで、ミニトマトにはそれだけのポテンシャルが発揮できます。

 

さて、果たしてこれはミニトマトだけの問題でしょうか?

 

◆現実を知る!

 

私は毎月、自社ブランドのサプリメントをスタッフに支給(無料)しています。それは、次のような事実があるからです。

 

文部科学省が発行している『日本食品標準成分表』というデーターがあります。このデーターから、野菜に含まれている栄養素がどれだけ下がっているのか、1982年の4訂版日本食品標準成分表と2000年の5訂版日本食品標準成分表の数値を確認してみましょう。

 

この間、野菜100グラムあたりのビタミンCの含有量がニンジンで7㎎から4㎎に、トマトは20㎎から15㎎、ほうれん草は65㎎から35㎎に低下しています。

 

その他の野菜では、ブロッコリー160㎎から120㎎。チンゲンサイ29㎎から24㎎。大根15㎎から12㎎。モヤシ16㎎から8㎎。パセリ200㎎から120㎎。

 

ニガウリ120㎎から76㎎。ニラ25㎎から19㎎。小松菜75㎎から39㎎。シシトウガラシ90㎎から57㎎。シソ55㎎から26㎎。といったありさまです。

 

これはビタミンCに限らず、ビタミンA、鉄分、カルシウムなど、他の栄養素も低下しています。また、これは1950年に発行された最初の『日本食品標準成分表』と比べるとさらに差が激しくなります。

 

たとえば1950年のほうれん草は、100gあたりビタミンC含有量は150㎎。それが1982年には65㎎になり、2000年には35㎎になっています。

 

約5分の1。それも、これはニンジンが旬のときに収穫された数字ですから、季節がずれれば8分の1以下というデーターもあります。

 

さらに、同じくほうれん草の鉄分も1950年は13.0㎎でしたが、1982年では3.7㎎、2000年では2.7㎎と、こちらもほぼ5分の1となっています。

 

「現代人のほとんどが栄養失調である!」

 

私がそう言うのも、さほど大げさではないとお解りいただけることでしょう。

 

植物は、水、栄養分を根から吸収することができますが、これは根に密着してはじめてできること。土に水や栄養分があったとしても、根から数ミリでも離れていたら吸収などできません。そこで、水やりが必要となります。

 

水やりをすることで、土の中にある水や栄養分が根の表面に移動し、それで吸収することができます。

 

根の表面では、この様な欠乏状態と供給状態を繰り返しています。土の栽培で、こまめな水やりが必要とされているのはこれが理由です。

 

もうひとつは、追加肥料の不足です。

 

植物が育てば、その大きさに応じて栄養の必要量が増えることになります。忙しさにかまけ、ろくに追加肥料を与えなかった私ですから、豊かな実をつけるだけの栄養が圧倒的に不足していていたことに疑いはありません。

 

◆あるうつ病の女性が治ったら、なんと…

 

栄養が不足すると、豊かな実りを得ることができない。これは、私たちも同じです。栄養が不足すれば、体に不調が現れることに何の不思議もありません。

 

ですが、ほとんどの人は病気と栄養状態を関連付けて考えることはありません。

 

ですから、病気と診断されると病院での治療のみに専念する(医者任せにする)人がほとんどです。でも、ほとんど治ることはありません。これは、高血圧や糖尿病、花粉症などなど、ありとあらゆる病気でずっと薬を飲み続けていることでもあきらかです。

 

そんななか、次のようなお話がありました。

 

ある女性がうつ病で来店され、漢方薬とサプリメントで改善しました。十数年におよんだうつ病が、たった2~3か月で改善し、とても元気になった。その姿に、彼女のお父さんは驚きました。

 

そして、そのサプリメントを彼もとるようにしました。すると…、お父さんは人工透析が必要なくなりました。

 

腎臓は老廃物をろ過する働きがあります。そしてこの腎臓もまた、他の臓器と同じように栄養でできています。

 

この男性の腎臓が働きはじめたこと。それは、腎臓に必要な栄養素が補われ、正常な働きを取り戻したからである。私はそう考えていますし、それ以外にこの事実の説明はできません。

 

これは、はじめてノーベル賞を2度受賞した、生化学者のライナス・ポーリング博士も同じでした。

 

彼は40代の時に重い腎臓病を患っていますが、その治療に栄養療法を用いて病気を克服。93才でなくなるまで、毎日10グラム以上のビタミンCの服用を欠かさなかったそうです。

 

◆リウマチってホントに病気?

 

「キレイな爪が生えてきた。」

 

リウマチと診断されているある女性が、そう言って爪を見せてくれました。

 

すると、根元から4分の1くらいのところまでですが、透明感のあるキレイな爪になっていました。また、根元には白い三日月のようなものがはっきり見えます。

 

この三日月は体力のバロメーター。三日月のない人(私もありません。苦笑)は、体力が落ちていることになりますし、逆に、しっかりとあれば体力の回復を意味すると言われています。

 

そして私は、リウマチと診断され、かつ、この女性とそっくりな濁った爪の女性から相談をいただいたことがあります。

 

カンタンにいうと、リウマチとは自分の免疫細胞がなぜか?自分の組織を攻撃してしまう病気です。そして、私はリウマチの原因について、次のような仮説(リウマチの原因は不明です)をもとに対応しています。

 

「免疫細胞が自分の組織を攻撃してしまう。このとき自分の免疫細胞が正常ならば、逆に、自分の組織に異常があるのではないのか?」

 

単純に、組織に必要な栄養が足りず、不完全な形で組織が作られている。不完全な形は、正常な免疫細胞の標的になるのは自然なことである。すべてとは言いませんが、今のところリウマチの原因は不明ですから、この仮説は少なくともマチガッテいるとは思いません。

 

しかも、組織に必要な成分とは、そのほとんどがアミノ酸。そして、爪もまた同じで、そのほとんどはアミノ酸から作られたコラーゲンが原料です。

 

その爪が、この女性たちのふたりとも、爪の下がまったく見えないほど濁っていました。私からすれば、それは必要な栄養で爪がつくられていない証拠です。

 

ならば、組織もまた、必要な栄養で構成できていないと想像することができます。だからこそ、彼女たちの免疫細胞はそのマチガッタ組成の組織を攻撃しているのだと考えました。

 

実は、以前、濁った爪で来店されたリウマチの女性ですが、爪がキレイになるにつれ、リウマチの痛みはどんどん改善されて治ってしまいました。

私としては、冒頭の女性もそうなってくれると信じています。

 

このように、栄養が不足したとき、その症状は人によって違った形で現れることになります。

 

これはおそらく、その人の先天的な体質はもちろん、生活習慣など、その人の〝弱っているところ“に現れるのだと推測しています。

 

◆秋葉原殺人事件

 

「怪しすぎる…」

 

よく、人からそう言われる私の仕事。そのせいかどうかはわかりませんが、昔からなぜか?あまりうれしくない場面に出くわします。そのひとつの秋葉原殺人事件についてご紹介しましょう。

 

この事件を目の当たりにしたとき、私はそこに一緒にいた方々(セミナーで100名くらいの人と一緒にいました。)に、「あの人、食い物が悪いな~。捕まったあと、すぐに反省するよ!」言いました。

 

予想通り、犯人は5年にわたる男の一人暮らし。私の学生時代の食生活と、犯人が職を転々としていたことからも、その食生活は想像がつきます。

 

また、彼は「被害者の方、ご遺族の方に申し訳なく思っている。裁判は償いの意味もあるし、犯人として最低限やること。なぜ事件を起こしたのか、真相を明らかにすべく、話せることをすべて話したい。

 

わたしが起こした事件と同じような事件が将来起こらないよう参考になることを話ができたらいい。事件の責任はすべてわたしにあると思う。」と、反省しています。

 

この事件に限りませんが、昨今のさまざまな事件の加害者ですが、その食生活は秋葉原事件の犯人と同じく〝そういう食事“だと想像できないでしょうか?

 

そういう食事のとき、脳の認知機能が狂ってしまった。そして、拘置所の食事でそれが矯正され、理性的判断ができるようになった。だからこそ、彼は反省の弁を述べるようになった。

 

栄養が不足していたら、豊かな実を得ることはできません。

それは、私たちの脳の働きも同じなのです。

 

私のお客様ならば、この事実に頷いていただけると思います。

まあ、こころの専門家たちは私を「詐欺!」と言っていますが…(笑)

 

◆モラハラな両親との関係

 

父親や母親、もしくはご両親との関係で悩んでいる人は少なくありません。

 

家庭内において、ご主人から奥さんへの暴言や怒鳴る、睨む、ため息、無視などの精神的暴力をモラルハラスメント。これは俗にモラハラと呼ばれるようになりましたが、私は、むしろご両親から子供へのモラハラのほうが多いのではないかと感じています。

 

ご承知の通り、この類の問題で話し合いはムダ。もちろん、カウンセリングなど意味がありません。むしろ、もしカウンセリングに行ったとしても、カウンセラーが白旗をあげることになります。

 

これは、過去いただいた相談で例外はありませんでした。こういったことから、消去法になりますが、こういった問題への具体的な解決策をもつのは私だけでしょう。

 

そんなご両親との問題について、私の理屈を裏付けるお話を何人かの方々からいただきましたのでご紹介します。

 

「父(母のケースもあります)は、入院してから少し穏やかになりました。今まで決してお礼とか謝ることなどあり得なかったのに『ありがとう』とか『迷惑をかけて悪いな~』と、口にするようになりました。病気になって、少し弱気になったのでしょうか?」

 

このお話を聞いて、ピンときた方も少なくないと思います。

 

そう、こういったケースでは、入院前の食生活に問題があったかどうか?確認する必要があります。このお父さんのケースでは、やはり食生活に大きな問題がありました。

 

入院前は家庭内別居の状態が続いていて、昼はコンビニ食、夜はスーパーで買った惣菜をつまみに晩酌、それもビール500㎖2本に焼酎3合を毎晩欠かさずに飲んでいたというお話でした。

 

私が指摘するまでもなく、コンビニ食は栄養失調食です。また、お酒を飲めば、その代謝のために栄養が消費されます。さらに、お惣菜が揚げ物なら、その油で感情物質が錆びることになります。

 

それが入院により激変することになります。繰り返しますが、コンビニ食よりはるかに栄養価の高い病院食になりますし、お酒による栄養の消費もなくなります。

 

また、錆びた油の害が防げますから、性格が穏やかになることは自然なことです。このことからも、栄養が不足すると豊かな実り、明るく穏やかなこころを失うことになるとお解りいただけると思います。

 

◆モラハラ妻

 

「冬、家に入れてもらえず車の中で1ヶ月過ごしました。」

 

「妻のイライラがひどかったため、家に帰るのが苦痛で毎日のように飲んで帰っていたら、ある日帰宅すると玄関に切り刻まれた私のスーツが積まれていました。」

 

少し驚かれたと思いますが、このところ奥さんのモラハラで悩むご主人からの相談も増えています。車で過ごされた方は、雪がしっかりと積もるところにお住まいですからシャレになりません。

 

こんなとき、ご主人はたいへんです。というのも、こんな奥さんは、とにかくご主人のすべてに不快という反応をします。ですから、サプリメントをご主人が進めたとしても、私が知る限り口にすることはありません。

 

なぜなら、ご主人からの親切や、思いやりも含め、そのすべてを不快と反応するからです。また、奥さんが食事をつくるお宅がほとんどですから、サプリメントを食事に混ぜることも…難しい。

 

こういったケースでは、奥さんが頼りにしている人、もしくはお子さんの助けが必要となります。

 

前者の車で過ごした男性の場合、お子さんに「お母さんに栄養をとってもらう。」ことをしっかりと伝え、お子さんに「お母さん、疲れているみたいだから…」と、サプリメントを渡してもらい問題が解決しています。

 

また、後者の方は、奥さんのお姉さんに「私が飲んでいるサプリメントだけど…」と、妹さんのことを心配していたお姉さんが協力してくれて問題解決しています。

 

ですが、半数以上がそういったアプローチも拒否していますので、奥さんに問題が起きたなら、できるだけはやい段階で気づくこと。行動に移すことが必要です。

 

◆忙しい奥さんのモラハラ

 

忙しい奥さんのモラハラは、その原因のほとんどがお惣菜など、偏った食生活にあります。こんなケースでは、当然のこととして夫婦げんかが絶えないお宅がほとんどです。

 

ですから、まずは食生活を変える必要があります。

 

思い当たるようでしたらすぐに行動してほしいのですが、まずは、スーパーのお惣菜、とくにから揚げのような揚げ物は一切やめることが必須です。

 

錆びた油。これが人格に与える影響は計り知れません。ある意味、一家を崩壊させることもできると私は考えます。大げさに聞こえるかもしれませんが、昨年、次のようなご家庭がありました。

 

このご家族は、中学生と小学生の子供の発達障害で相談に来店されました。が、話を伺っていると、奥さんが話せばご主人がそれを否定しますし、その逆もあります。

 

また、食生活を伺うと、一週間のほとんどが夕方、お惣菜が値引きになるのをまって購入した揚げ物という食生活。しかも、ご家族全員が毎日ポテトチップスを食べていました。当然ですが、夫婦ゲンカは毎日でした。それも、2~3時間続きます。

 

でも、この時間でケンカが終わるのは、奥さんが介護施設で夜勤があるからで、そうでなければもっと続いているというお話でした。

 

このご家庭は、サプリメントをとり、お惣菜をやめただけですべてが解決しています。発達障害と診断された子供さんたちも、とても元気に明るくなっただけでなく、前向きに勉強をするようになったそうです。

 

最後のご連絡では、「小学校から支援クラスだった長男ですが、中学の途中から普通クラスに通えるようになりました。しかも、信じられないことに成績は学年143名中20番台です。」というお話でした。

 

野菜や果物に油をあたえたら枯れてしまいます。同じように、マチガッタものを与えたら、私たちの体と脳はおかしくなる。これは当たり前の話です。

 

◆プランター栽培での注意

 

地植えでのミニトマトの栽培で、面倒ですが欠かせないことのひとつが脇芽を摘むことです。

 

これを脇芽欠きというらしいのですが、これをやらないとミニトマトが不味くなります。また、ミニトマトがミニミニトマトへと、さらに小さくなってしまいます。

 

この失敗も私は経験済みで、はじめての栽培時、脇芽欠きをしなかったため、お隣の6掛け位の小さな小さなミニトマトしかとれませんでした。しかも苦味がありました。

 

では、なぜ脇芽欠きをやるとミニトマトが美味しくなるのでしょう?

 

トマトはすべての葉の付け根から脇芽がでます。そのため、放置するとビックリするほど枝が増えます。脇芽というと可愛らしく聞こえますが、脇芽はすべて枝。そのため、この枝にもたくさんの花が咲き実がなります。

 

ということで、放置すればもの凄い数の実がなる。ってことになりますが、残念ながら、それだけの実を豊かにおいしくできるだけの栄養が行きわたりません。

 

そのため、実は小さくなりますし、味もいまひとつになります。繰り返しになりますが、地植えのミニトマトの根は、水やりをした際に、やっと栄養や酸素を受けとることができます。

 

逆に、それ以外のときは栄養欠乏状態。私のように、雨まかせで、1週間に1回しか水やりをしないようなら、栄養失調状態で育つことになりますから、たわわに実るミニトマトがとれるわけもないのです。

 

◆エネルギーの浪費

 

ミニトマトの豊かな実りを得るために、脇芽欠きをしなければいけない。

 

これは、豊かな実りのためにはエネルギーの確保が必要だということです。同じように、私たちも健康で楽しく、前向きに生きるために十分なエネルギーを確保しなければなりません。

 

そしてそのポイントは3つあります。

 

一つ目はエネルギーを産みだすもと、栄養をとることです。

栄養がなければエネルギーがつくれませんから、これが前提条件になります。

 

二つ目は、産みだしたエネルギーを目的以外のことに利用しないことです。

ミニトマトは、脇芽欠きをすることで豊かな実りを得ることができます。これがエネルギーを温存することになりますから、私たちもそれを見習う必要があります。

 

三つ目は、活動のメリハリをつけることです。

植物は日中、太陽の光を求めて先端の向きを変えています。しかし、夜間はそういった運動をせず、エネルギーのすべてを生育に向けています。同じように、私たちも夜間、しっかりと休む必要があります。そう、睡眠が重要です。

 

それでは、二つ目のエネルギーを温存すること。

三つめの睡眠について、それぞれお話を続けたいと思います。

 

◆エネルギーの温存

 

私たちは食べること、栄養をとることは理解していますが、エネルギーをムダにしていること、むしろ浪費していることについては無頓着であるケースがほとんどです。

 

たとえば、お酒を毎日のように飲んでいたとしましょう。

 

お酒を飲むと、アルコールにより酔っぱらうことは理解しています。しかし、お酒が大量のエネルギーが使われること、体内の栄養が減ってしまうことを理解している人がどれだけいらっしゃるでしょうか。

 

1合のお酒で、肝臓はおおよそ4時間働き続けるといわれています。毎日2合のお酒を飲めば8時間。せっかく寝ているのに、肝臓は働きっぱなしです。

 

そしてこのとき、大量の栄養がアルコールの代謝のために使われ続けることになります。ビタミンやミネラル、アミノ酸、酵素などなど、さまざまな栄養がお酒を飲んだ結果、無駄遣いされることになる。

 

これはタバコやお菓子、ジュースなど、さまざまな嗜好品に共通する事実です。

 

タバコに含まれる化学物質はもちろんですが、お菓子やジュースなどに使われる着色料や防腐剤など、体にとっての異物はすべて肝臓が処理(解毒)をします。そしてそのとき、必ず栄養素が消費されます。

 

また、タバコのことでご理解いただけると思いますが、大気汚染も同じです。車の排気ガスはもとより、中国からのスモッグ(PM2.5など)も流れ込んできますから、その処理にも栄養が使われてしまうことになります。

 

体は、異物の処理を最優先します。これは歓迎するべきことですが、その結果、体の栄養が減ることになります。

 

こんなとき、「体にある栄養に余裕があればいいの?」と考える方もいらっしゃるかもしれません。もちろん、ビタミンEやビタミンAなど、脂溶性のビタミンは貯えておくことができます。

 

しかし、こういった解毒に使われる栄養素の主役は水溶性のビタミンCB群。これは体内に貯えておくことができない栄養素です。そのため、毎日のように補い続ける必要があります。

 

嗜好品をとるなら、なおさら持続的に栄養をとり続けなければいけない。この事実を忘れないでください。

 

◆睡眠は何時間必要なのか?

 

という質問をいただくことが少なくありません。

そんなとき、私は「寝れるだけ!」と答えるようにしています。

 

早寝をして、目が覚めるまで眠り続ける。疲れていたら9時間寝てしまうかもしれませんし、調子が良ければ7時間で目が覚めることになるでしょう。

 

私は睡眠とはそういったものだと思って、自分ではそんな生活を続けています。目覚まし時計など使わず、目が覚めたら起きる。私の睡眠への認識はそんな感じです。

 

そんな私からすると、世間の睡眠への認識にひどく違和感を覚えます。たとえば、子供の睡眠時間ですが、私は小学校6年の時、夜8時に寝て朝7時半に起きる生活でした。

 

しかし、今の子供たちというか、ご両親は小学校の低学年で8時間程度しか寝かせていないようです。大人だって寝不足だと機嫌が悪くなります。それが子供だったなら、脳の成長を考えればなおさらです。

 

私としては、小学生入学前で12時間。小学校の低学年で11時間。高学年で10時間。中学生で9時間。これくらいの睡眠は、体と脳の成長を前提に必要だと考えています。

 

そして、私のような生活を子供たちにさせたなら、きっとこれくらい寝てしまうことでしょう。

 

そしてそれは〝必要〟な睡眠時間だから。だと私は考えます。しっかり寝たときと睡眠不足の時。イライラ反応するときは、必ず寝不足の時です。

 

この事実を前提に、次のお話に続きます。

 

◆発達障害と睡眠時間

 

「幼稚園の時から、朝5時には自分から起きてきます。」

「えっ、いったい何時に寝ているのですか?」

「夜9時には寝ています。」

 

発達障害と診断された子供たちに、こんな問題を抱ええているケースが少なくありません。

 

しかし、ご両親や医師は、この睡眠について深く考えていないようです。そしてこのお子さんは、睡眠時間が長くなるとさまざまな問題が解決し、わずか1年後には普通クラスに通うとても元気で前向きな子供になりました。

 

植物は日中、太陽の光を浴びエネルギーを産みだしています。そして日中、光をもとめて茎の先が向きをかえています。しかし、夜はその活動は停止し、成長のみにエネルギーを使います。

 

子供も同じです。子供は成長期、体の成長にエネルギーを使います。

それには、睡眠体を動かさずに成長に専念する時間が十分に必要です。

 

逆に、睡眠時間が少なければ、エネルギーに余力がありません。寝不足の大人でも不機嫌になります。

 

ならば、寝不足の子供に言動の問題が起きることに何の不思議があるでしょうか?そして、これは脳の成長を考えるとなおさらのことです。

 

寝不足は不快情動を招きます。それを右脳左脳における知性の力でコントロールできれば問題はおきません。

 

しかし、右脳左脳は少しずつ成長を続けています。一般に、二十歳半ばまでゆっくり時間をかけ成熟しています。大雑把な表現をすると、右脳左脳と情動はロデオのようなもの。

 

右脳左脳というカウボーイが情動という馬に乗っています。そして、大人のカウボーイはクマで、小学生低学年ならそれはせいぜいウサギといった具合でしょうか。

 

不快情動という暴れ馬がを力づくで押さえつけるには、ウサギではムリがあるということです。

 

お解りいただけたと思いますが、子供さんになにか気になることがありましたら、栄養の摂取とともに、まずは睡眠をしっかりとらせることが必要です。

 

◆なんと、1株から1万個

 

水耕栽培でミニトマトが1株1万個以上とれた。

 

地植えのミニトマト栽培に失敗した私は、一応ですが、その原因を調べました。すると、水やりや追肥、脇芽欠きだけでなく連作障害のことを知りました。

 

同じ土壌でナス科の植物は栽培できない。

 

この事実を知り、おうちゃくな私は完全にミニトマト栽培に興味をなくしていました。が、この1株から1万個という記事には反応しました。

 

「完璧な設備でなくても、きっと1000個くらいは…」

そんな期待は、すぐに泡のように消えてしまいました。

 

水耕栽培なら、水やりは必要ありません。ミニトマトはナス科ですが、水耕栽培なら連作障害の心配もありません。しかも、今回はしっかりと液体肥料を管理しました。でも、とれたミニトマトは100個程度にすぎなかった。

 

「なぜだ?」

 

さっぱり理由がわからず、ネットで検索してみると意外なことではなく、残念ながら当たり前のことがわかりました。それは、酸素の問題です。

 

水耕栽培ですから、私はしっかりと栄養を管理した溶液をつくりました。しかし、これは確かに必要条件ですが、ミニトマトの生育にはそれだけでは十分な条件になりません。

 

植物は栄養を吸収したとき、光を浴びてエネルギーを産みだしますが、このとき酸素が必要なのです。

 

当然ですが、これは生育が進めば、大きくなればなるほど、栄養も酸素も大量に必要となります。私の失敗は、ある程度までは水中に溶けた酸素で足りたものの、大きく育ったときから、慢性的な酸素不足になっていたことが原因でした。

 

そこで私は、魚のプクプク。水中に空気を送り込むポンプを購入し、再度、ミニトマトづくりにチャレンジしてみたのです。

 

◆息苦しいという問題

 

「息苦しい」とか「息がしずらい」と訴える方がいらっしゃいます。

 

こういった方々、基本的に体のあちこちがバリバリにこっている方。そして、不快呼吸に活躍する横隔膜までこっている方々です。

 

そして、こういった方々は「ため息」をよくつきます。また、こんな方々は精神面で問題を抱えているケースがほとんどです。そのため、このため息を「イヤな態度」とか「不機嫌」だと思われるかもしれません。

 

しかし、こういった方がほとんどはイヤな態度をとっているという自覚はありません。それは、あくまでも反応にすぎないのです。彼らは、いつも呼吸が浅いためその防御反応としてため息をつきます。そう、呼吸交換がため息なのです。

 

野菜が光を浴び、栄養と酸素をエネルギーに変えるように、私たちの体も酸素を利用してエネルギーを産みだしています。

 

呼吸が浅く、酸素の供給量が少ないからこそ、彼らのエネルギー状態は低くなります。そしてそのため、寝不足のときに誰もが不機嫌になるのと同じような状態になります。

 

逆に、息苦しさ、ため息が減ると、彼らはとても明るく元気になります。そしてこういった問題の解決には、私のやり方では漢方薬が必要になります。

 

※鍼灸など、他の方法でも効果があるのかもしれませんが、私は漢方という手段以外、お客様に持続的にアプローチした経験がありませんので、正直、他の方法のことはわかりません。

 

◆プクプクを使ってはみたものの…

 

酸素を送り込めば今度こそ!

 

そう意気込み、ふたたびミニトマトの水耕栽培をはじめたのが2年前のことです。しかし、またしても同じ結果が待っていました。

 

やはり、100個程度の実がとれただけ。本当にガッカリし、私のような横着ものにはムリなんだろうな~。と、またまたあきらめてしまいました。

 

しかし、今年、またまた新たなことを知りました。それが水流です。

 

たとえば、熱いお風呂に入ってじっとしていると慣れるのに、少し動くとまた熱く感じたりします。これは体温によりまわりのお湯の温度が下がり、その層により囲まれているからです。そして、動くことにより、その温度が下がった層にお湯が流れ込むことで熱く感じます。

 

同じようなことが水耕栽培の根にもおきます。水中の根の表面では、根圏境界域という層ができます。その層がジャマをして、酸素や栄養が届きにくくなっています。

 

そのため、お湯の中で動くと熱く感じるように、水の流れをつくり、境界域に酸素や栄養が届くようにする必要があります。ブラウン運動により、水分子が勝手に動いているから気にもとめていなかったのですが、思い込みはダメですね。

 

今年、水中ポンプで流れをつくり、ふたたびミニトマトづくりをはじめています。さて、どんな結果になるのやら?

 

◆金さん銀さん

 

あの、一世を風靡したふたごのおばあちゃん。

金さん銀さんを覚えていると思います。

 

あのとき、あまり話題にならなかったのですが、金さんは歩くことができませんでした。一方で、銀さんは自分の足でテレビ局などに出向いていたそうです。

 

金さんは、そんな銀さんを見てリハビリをはじめました。その結果、金さんもまた、歩いて外出ができるようになったそうです。

 

ここでお解りいただきたいのは、「筋肉に老化はない」ということです。つまり、歩けなくなるのは単に「横着」であり、使わないから「退化」しただけにすぎないとう事実です。

 

とくに強調したいのは、ひざの構造です。

 

水中の根に境界域ができ、そこに栄養や酸素が届かないのと同じように、ひざのような関節は、動かすことではじめて、そこに栄養や酸素が届きます。

 

つまり、動かさずにコンドロイチンなど、いくら栄養をとっても絶対に届きません。

 

「痛い!」

 

このツラさはわかりますが、痛みとはある意味、回復しようとする体の叫び。発痛物質とは、血流回復の過程ででるものです。動かしながら栄養をとりましょう。

 

◆おそらくですが…

 

関節を動かさないと軟骨に栄養や酸素は届かない。

 

お湯の中の体の周りには層ができてしまう。これは、水中の根も同じ。だからこそ、動かせば熱く感じるし、水流をつくらなければ根に栄養や酸素は届きません。

 

ならば、体の中で同じことが起きているのではないでしょうか?栄養をとったとしても、それがうまく届かないところがある。おそらくですが、これが現実です。

 

たとえば、コリコリの肩や首。

 

脇をもむとリンパがありますが、これがゴリゴリと大きかったり、もむと痛かったりする人。足の付け根のリンパやひざ裏のリンパを刺激すると痛いのも、リンパが詰まっているからです。こんなところにうまく栄養や酸素が届くわけもありません。

 

これは私も同じです。ですから、私も50才になってからですが、ストレッチをはじめています。もちろん、漢方で相当症状が軽減するケースがありますが、それでは限界があるのも事実です。

 

動かさなければ栄養や酸素は届きません。ヨガやウォーキング、ラジオ体操などなど、なるべく息がきれないような運動からはじめてみましょう。

 

◆ビー玉

 

同じ大きさの枠がふたつあったとしましょう。

ひとつの枠にはビー玉が2個。

もうひとつの枠には20個のビー玉が入っています。

 

では、この枠をゆすったりして動かしたとき、よりビー玉がぶつかるのはどちらでしょうか?

 

答えは言うまでもありません。実は、私たちのとった栄養は、こんなランダムな状態で吸収されています。

 

たとえば、口内炎ができたとしましょう。このとき、ビタミンB2が有効とされていますが、それをとったとしても、それが目的の口内炎の場所に届くのかどうか?それはわからないのです。

 

とった栄養は血流に乗り全身に運ばれますが、文字通り「流れに身を任せる」ことになります。そして、ぶつかったところで必要とされていれば使われる。そんなアバウトな効き方をする。それが現実です。

 

ですから、私は相当量の栄養を、持続的かつ大量にとるようにお勧めしています。誰もがビタミン剤を飲んだのち、おしっこが黄色くなった経験をしています。

 

このとき、使い切れないかったビタミンがでてきたのですが…

 

では、おしっこが透明なとき、果たしてそのビタミンは体の中で足りているのでしょうか?

 

きっと、足りていないはず。

 

私が、自分でも栄養をとり、妻や子供たち、スタッフにも強要しているのはそんな理由からです。

 

 

終わりに

 

毎日100種類以上とっている。

「これだけのサプリメントをとらないと、調子が悪くなる。」

 

昨年、日本経済新聞の一面に、そんな記事が書かれていました。

これが一般人のコメントなら、私も見過ごしていたと思います。

 

しかし、このコメントの主は慶応大学、それも医学部教授です。

この記事を読んだとき、私は「調子が悪くなる」というコメントが気になりました。

 

なぜなら、「きっと、体の調子だけのことではないんだろうな~」と、思ったからです。

 

「脳の栄養状態が良くなると、脳の性能が高まる。」

 

私はこのような考えですから、それを前提にこの教授のコメントを次のように推測します。

 

サプリメントをとったとき、とらなかったとき。このときの仕事のこと、やる気や集中力、判断力、仕事のはかどり具合などなど、頭の回転などを観察してみたところ、しっかりとっていたとき、仕事の効率があきらかに上がっていたのでしょう。

 

それが確認できたからこそ、彼は100種類以上のサプリメントをとらないと、「あきらかに調子が悪い」とコメントしたのだと思います。

 

「栄養=健康」

 

残念ながら、ほとんどの方のこのような認識にすぎません。ですが、栄養は脳の性能を確実に高めてくれます。

 

たとえば、ある30代の女性はご両親との親子関係に悩んでいました。よくあることですが、ご両親があれやこれやといちいち世話を焼いたり、グチグチと人の悪口や世間の批判などを繰り返す。

 

そのため、毎日のように親子喧嘩になっていました。ところが、栄養をとるとご両親の様子は一変しました。

 

表情が明るくなり、悪口や批判を口にしなくなしました。

そしてすぐに、笑って冗談を言いあえるようになり、今年正月、

 

「高校を卒業してから14年、正月休みに帰省するとすぐにケンカになり、いつも予定を切り上げて東京に戻っていました。でも、今年は6日間、楽しく過ごすことができました。」

 

というご連絡をいただきました。

 

また、ある主婦の方からは次のようなお話をいただいています。

 

「鈴木先生、いつもお世話になっております。

昨年から次男の成績が 急上昇した話しは京都の面談のときにさせていただいておりました。

 

4月当初は 中の上ランクの学校くらいが適度でしたが、夏くらいからどんどん、成績が上がりはじめ、兄やわたしの母校を目指そうかと志望高校のランクをあげました。

 

ですが、それでも勢いは止まりません。

 

まわりの塾の先生も担任の先生も 友達も驚くくらいの伸びを見せ、なんと 秋のおわりのころにはそれよりさらに上、県内で1番の進学校を目指せるのではないかというような、実力テストや模擬試験の結果。

 

今までのことを考えると いくら本人が努力しているとはいえ、まぐれかもしれないと本人も親のわたしも半信半疑で。

 

志望高はあげたが、特色選抜と言って、最初に優秀者のみを高校の独自の5教科の応用総合問題その日与えられた主題の小論文での選考は倍率が5倍近いので それで先に(私や兄の母校に)合格すれば御の字くらいに思っていました。

 

ですが、やはり 本人も 自分の実力を試したいと、年明けから志望高校を やはり県内1番の学校にかえ、その高校の特色選抜(やはり4倍くらいの倍率)入試にもエントリーすることにしたのです。それはおちても、もう一度一般入試で合格を目指すつもりでいました。

 

ですが!!なんと、ふたをあけたら、その県内一番の進学校に特色選抜入試を受けた7人のうち、次男ひとりだけが合格したのです。

 

まるで夢のようでした。

 

おかげさまで、一般入試よりはやく決定して、あちこちのみなさまから、『とてもまぐれでは 合格しないよ』と『どうしたの?』といわれました。

 

毎日の食事に気をつけ、そして食事の中にサプリを混ぜたのみ

 

あとは、本人がどんどん自主的に勉強するようになりました。奇跡的な感じです。

 

本当におかげさまです、ありがとうございます。」

 

毎年、2~3月になると、「2年生まで成績を考えると…」とか「夏まではあんな成績だったのに…」と、高校や大学合格のご連絡をそれはたくさんいただきます。

 

そして、これが脳の性能が上がった結果であることは、私が指摘するまでもありません。

 

そしてそれ以上に私が強調したいこと、それは、彼らはみな「生き抜くチカラ」をもったことです。そして、それも脳の性能が上がったから。

 

私が指摘するまでもなく、すでに学力が求められる時代ではなくなりました。

 

変化する時代に適応できるチカラ。それが求められる時代になりました。

 

私は、私とご縁をいただいた方々が、そんな変化に適応できるようになってほしい。

 

そう、こころから願っております。

 

きっと、うまくいきます。

 

そして、

 

きっと、元気になります。

 

 

鈴木邦昭